ショウのプログラミング教室

【Python初心者必見】よくあるエラー3選と解決策!メッセージの読み方を現役が解説

こんにちはショウです!

プログラミングを学んでいると、必ずと言っていいほどぶつかる壁があります。それは「エラー(バグ)」です。

せっかく一生懸命コードを書いたのに、画面に真っ赤な文字でエラーメッセージが表示されると、「うわっ、何か悪いことしちゃったかな…」と不安になりますよね。でも安心してください!プロのエンジニアでもエラーは日常茶飯事です。むしろ、エラーは「ここを直せば動くよ!」というPythonからの優しいアドバイスなんです。

今回は、Python初心者が特によく遭遇するエラーとその解決策について、分かりやすく解説していきます!


1. 文法ミス!SyntaxError(構文エラー)

まず一番最初に出会うのが、このSyntaxError(シンタックスエラー)です。「構文エラー」とも呼ばれ、Pythonのルールに従っていない書き方をした時に発生します。

例えば、if文やfor文の最後に :(コロン)を忘れたり、カッコを閉じ忘れたりした時に出てきます。

# コロンを忘れた例
if True
    print("こんにちは")

Python

このエラーが出た時は、スペルミスや記号の付け忘れがないか、じっくりコードを見返してみましょう。「全角スペース」が混じっている時もこのエラーが出やすいので注意してくださいね。

専門用語解説:構文(シンタックス)
プログラミング言語における「文法」のことです。人間同士の会話でもルールがあるように、プログラムにも厳格なルールがあります。


2. 定義されていません!NameError(名前エラー)

次に多いのが、NameError(ネームエラー)です。これは、Pythonが「その名前の変数や関数は知らないよ!」と言っている状態です。

よくある原因は、変数のスペルミスや、定義する前にその変数を使おうとした場合です。

message = "エラーを恐れないで!"

# 最後に 's' を付け足してしまうスペルミスの例
print(messages)

Python

コンピュータは、1文字でも違うと別物だと判断してしまいます。「あれ?あってるはずなのに」と思ったら、コピー&ペーストを使って変数名を持ってくると、こうしたミスを防げますよ!

専門用語解説:変数(へんすう)
データ(数値や文字など)を入れておくための「箱」のようなものです。好きな名前を付けて、後から中身を取り出すことができます。


3. 型が違います!TypeError(型エラー)

最後にご紹介するのは、TypeError(タイプエラー)です。これは、データの種類(型)が、その操作に適していない時に発生します。

例えば、「数値」と「文字列(テキスト)」をそのまま足し算しようとすると、Pythonは混乱してエラーを出します。

age = 25
print("私は" + age + "歳です")
# 文字列と数値を「+」でつなごうとしてエラーになる

Python

この場合、数値を文字列に変換する str() 関数を使ったり、f文字列(f-strings)を使ったりすることで解決できます。

専門用語解説:データ型
データの種類のことで、整数(int)、浮動小数点数(float)、文字列(str)などがあります。Pythonは計算をする時、この「型」をとても重視します。


まとめ

今回はPythonでよく遭遇する3つのエラーについて解説しました。

エラーが出たときは、まずエラーメッセージの最後の1行を読んでみてください。そこに必ずヒントが隠されています。エラーを解決するたびに、あなたのプログラミングスキルは確実にレベルアップしていますよ!


編集後記

私もプログラミングを始めたばかりの頃は、真っ赤なエラー画面を見るたびに「PCが壊れたかも…」とドキドキしていました(笑)。でも、エラーを一つずつ解消していく過程こそが、パズルを解くようで一番楽しい時間だったりします。皆さんもぜひ、エラーを「友達」だと思って付き合ってみてくださいね!

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